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== 小説・エッセイ ==

掏摸(スリ)Book2!?『王国』中村文則

衝撃の前作掏摸(スリ)から2年。本作『王国』は掏摸の姉妹編ともいうべき作品です。前作と一瞬ストーリーが交差する場面も出てきます。
王国王国
(2011/10/14)
中村 文則

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前作に引き続き、圧倒的な“悪”としての木崎が登場!今回木崎と対峙することになる主人公は女性の鹿島ユリカ
彼女は自らの“性”を使って(実際に体は売らないが)男を騙して、情報を盗んだり強請りのネタを作る、裏社会の仕事をしています。
前作では他人の懐から、鮮やかにサイフを抜き取ってゆく際の、指先のアクションシーンが魅せる爽快感にもにたドキドキ感が魅力でしたが、今回は相手とのやり取りの心理戦や主人公の内面の情念が中心に話が展開してゆきます。
濃密な緊迫感のある文体は健在で、ラストの偽造パスポートを入手できるかどうか?というシーンでは、心拍数急上昇間違いなし!なのですが…。

印象的なアイコンとして“月”が度々登場するんですよ。でもって主人公が、謎の巨大組織と対峙する女アウトローとくれば…、これはもう、いやがうえにも1Q84の青豆とカブってしまうんですよ!
もしかして、意識的に(ある種のパロディーとして)こうなっているのだろうか…?
だとしたら、恐るべし中村文則!ですよねぇ。

ただし本作はきちんと1Q84とは別物の『王国』として成立してますので、未読の方はご安心を。

ただ個人的には、掏摸のような特殊技能を持った犯罪者VS謎の絶対悪木崎、的なお話の方が好きです!そこで今度はどんな鍵でも開けてしまう天才鍵師が主人公というのは、どうでしょう?
Book3も期待してしまいます。

著者自身も語っていますが、
本作は前作掏摸と、どちらから読み始めても楽しめる内容になっていますので、前作を未読の方は是非併せて読むことをオススメします!
読後の感想・おすすめ度⇒★★★★(ぜひ掏摸と併せてお読みください!)
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┃ テーマ:読んだ本の紹介 ━ ジャンル:本・雑誌

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