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== 小説・エッセイ ==

これぞ海外ミステリ!『二流小説家』デイヴィッド・ゴードン

このミスや文春ミスの海外編で1位をとった評判の作品。私としては久々にハヤカワのポケミスを読むこととなりました。著者の名前は全く知らなかったのですが、それもそのはず本作が処女作なのだそうです
二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
(2011/03/10)
デイヴィッド・ゴードン

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海外ミステリーの楽しみの一つとして、国内小説ではちょっと外連味が強すぎて成立しないような設定やシチュエーションが成り立つ事があると思います。同じセリフや場面設定が、ニューヨークならすんなりと馴染んでも、東京の新宿にすると浮きまくりになっちゃう様な感じ…。
私の英語力では原書を楽しむことはできないのですが、翻訳を通して読む異文化の世界は“ある種のネヴァーネヴァーランドへの憧れのような物”をもたらしてくれます。

本書もまたニューヨーク、マンハッタン島の川向うクイーンズ地区を中心にアメリカンな風情を感じられるお話です。
ポルノ小説や日本でいうラノベを書いて食いつないでいる中年作家が、服役中の連続殺人犯から告白本の執筆を依頼されるというぶっ飛んだ設定もアメリカならあり得るお話!これを書いてる最中も、アメリカの連続殺人犯が書いた地図から大量の人骨が見つかったというニュースをTVでやっております…恐ろしい。
殺人犯からの告白本依頼というのも、伝記や回顧録がジャンルとしてなりったているアメリカならではのお話ですね。

さてストーリーの展開ですが、前半は売れない作家の主人公のダメダメさを中心にクーンズやマンハッタンの情景を交えつつ、アメリカ文壇の様子も垣間見えるスローテンポで進行しますが、後半に入ると一気にスリリング且つスピーディーな展開でワクワクさせられます。

************<以下ネタバレご注意!>************




売春を重ねるアバズレの中年女が息子を救うために弁護士になって、息子の弁護につくというのは、日本的にはうっそだろ~???と思うのですが。
よくよく考えるとアメリカの弁護士資格は日本におけるものと違い、必ずしもエリートを意味するものではないらしいですね。
ロースクルには日本の高校レベルの学力があれば入学できるみたいですし、卒業すればともかくも資格はもらえる…。ただしそれで飯を食えるかどうかは別のお話で、あとは能力次第という世界の様ですね。入り口は思いっきり広く、あとは自由競争で適者生存というのもアメリカらしい。
そういえば軍人さんの中にも弁護士資格を持ってる人が結構いて、GHQが進駐軍人の中から弁護士資格をもつ者を集めて、日本国憲法の草案を作れ!それも1週間で!と無茶ブリをして、召集されたメンバーがビビリまくったなんて話もありましたね。余談でした。


以上ネタバレ終わります。

************************************

そんなこんなで日本では無理目のスケール感やスリリングさが味わえる
海外ミステリーならではの面白さが詰まった一冊です!
読後の感想・おすすめ度⇒★★★★(翻訳ものを余り読まない方にもオススメです)

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