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ニコ生対談本第一弾!『震災から語る』

ニコ生で放送された東浩紀の対談番組「ニコ生思想地図」を書籍化したものです。和合亮一、津田大介、竹熊健太郎の1回~3回分を収録。
260.jpg震災から語る――別冊思想地図β ニコ生対談本シリーズ1
(2012/01/01)
和合 亮一、津田 大介 他

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ニコ生での放送も視聴していたのですが、改めて活字として読むと、一方的に時間が流れるライブ視聴とは違って、自分の思考ペースに合わせて時間をコントロールできる、読書の威力を感じます。

基本的には放送された内容を活字に起こしていったモノですが、文章として読みやすく書き起こされているので、誰でも気軽に手に取れる本に仕上がっています。且つ、やっつけで造られる最近の一部の新書(勿論、ちゃんとした内容のものも御座いますが)よりは、断然面白いのでオススメです。

先だって出版された『思想地図β2』で提起された問題点と一部リンクした内容になっているので、併せて読むと理解や考え方が深まるかもしれません。

私が特に印象に残ったのは以下の2点。

1つは津田さんの、
“ソーシャルメディアが現実を変える力を持つためには、個人間送金機能がついてほしい”
という指摘。
政党や政治家あるいは政治意外のNPOにしろ、個人にしろ、献金をするとなると、私自身、なんだが敷居が高く感じてしまうのですが、もしソーシャルメディアのゆるい繋がりの中でワンクリックで寄付ができるとしたら、応援したい理念や個人に対して、少額かもしれませんがもっと気軽に寄付をすると思います。
私も、是非実現してほしいと思った次第です。


2つ目は、竹熊さんの、
“出版は現状の薄利多売システムをやめ明治大正のころに戻ればいい。値段が高くても内容に自信があり、適切な宣伝と販売ルートがあれば、本は売れるのだと思っている”
という指摘。
職業柄、心にグサリと刺さる言葉ではあります。
出版社も取次も書店も現状の出版流通システムがもはや限界と認識はしていると思うのですが…。中でも最も閉塞感を抱いているのは現場の書店員だと思います。この問題を語り出すと、ほとんど際限ないのでやめときますが…。ともかくも心に残る指摘ではありました。

本書はamazonで品切れの場合でも、コンテクチュアズのHPなら買える見たいです。

180頁強のボリュームで比較的短時間で読み切れます。
通勤時間や空き時間の読書にオススメの一冊です!
読後の感想・おすすめ度⇒★★★★(第2弾、3弾が楽しみです)

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