== ビジネス・人文 ==

評価経済社会 岡田節炸裂!判り易い

最近ではレコーディングダイエットで有名になってしまい、ダイエットおじさんと思われている!? 岡田斗司夫が本来の?仕事に戻っての現代社会論。

余談ですがリバウンドして気味で少々太ってきてますよねぇ(^_^;)
本人は、我がままボディって言ってるんでが。便利な言葉ですね“我がままボディ”!
私も使わせて頂きますw。
評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている
(2011/02/25)
岡田 斗司夫

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さて本書の話に戻ります。かつて堺屋太一は著書知価革命において、
規格大量生産工業社会としての近代が終焉し、新しい“新代”知価社会が始まると唱えていました。
同じ材料を使ったネクタイでも高級ブランドとノーブランドでは10倍20倍の価格差が生まれ、 この差が知恵の値段、知価であると。また知価を決定するのは人々の『社会主観』であると。
堺屋太一のこの説は日本よりもむしろ海外で、90年代に起きた世界の変化を的確に予言したと して高く評価され、ガルブレイズやハルバースタム等々のお歴々に次々と引用されて行きました。

ただその知価を決定づける社会主観って具体的にはどんなだ?知価社会で僕らはどう生きれば いいの?という具体像は今一つ明確には示されていませんでした。
上記ネクタイの例えについて岡田斗司夫は「じゃあ、そのブランドになるっていうのにはどうすればいいの という肝心なことにはさっぱり答えられていない」と指摘します。

本書はその具体像を、くっきりとしたタッチで次々に浮かびあがらせて行きます。
岡田さんは、僕らの生きる今について、従来巨大メディアが独占してきた「影響力」が人々に開放されて 誰もが相互に影響しあう社会だと指摘します。その上で今の若者にとって、お金を沢山集める事より高い 評価を集めることの方が価値がある事に変化している点に言及。やがてこの世代が社会の主軸を占める ようになった時、お金の時代であった近代が終わり⇒評価経済社会が訪れる と予言します。

オビのキャッチコピーにもなったtwitterのフォロワーは金では買えないとか、コミケではプロの作品が売れるとは限らない等々の例を挙げ、貨幣を集める競争⇒評価を集める競争へとバトンタッチが起こる様子を描き出します。

また貨幣経済下では、一戸建てに住んでいる人、ベンツに乗っている人など他人をモノで測りましたが、評価経済下では、その人の価値観で測る様になります。エコロジーに興味がある、小型犬が好きだ等々。そして同じ価値観を持つもの同志でグループが形成されるが、我々は一つではなく複数のグループに属し、それをインテリアのようにコーディネートしてゆくことになると。

さあ、たいへんです。この評価経済社会で、勝ち残るには?我々はどう生きるべきか? それは本書をお読みくださいw

最後に余計な突っ込みを二つ

パラダイムシフトの変化を述べた第二章で農業革命によって成立した古代社会で、封建制や農奴がでてくるのはいかがなものか。細かな歴史事象の説明ではなく、ザックリとしたパラダイムの変化を判り易く述べようとしての事だとは思うけど…。
もう一つは装丁が地味すぎる~っ!!!若い人に読んでもらいたいのに。これじゃあねえ。仮にもしドラみたいなぶっ飛んだ装丁なら、絶対もっと売れてると思うなあ。

目からウロコの内容ですが、いつもの岡田さんの口調でとっても判り易いので20代30代の方は特に必読です。

読了後の感想:おすすめ度⇒★★★★(若い人に読んでほしい)

┃ Tag:評価経済社会 岡田斗司夫 知価革命

┃ テーマ:読んだ本の紹介 ━ ジャンル:本・雑誌

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